第1章 コウの誕生 エピソード3 ダダとタミの結婚 [第1章 コウの誕生 [Birth]]
ダダは実家の隣にあった他人の畑を買って、小さな
家を建てました。
家の材料は、中古の家を買って分解して運びました。
それから、親戚の人に手伝ってもらって、組み立てま
した。
そして、川向こうに住んでいたタミと結婚しました。
その家の片隅で、木と竹を材料して桶や籠やたらいを
家を建てました。
家の材料は、中古の家を買って分解して運びました。
それから、親戚の人に手伝ってもらって、組み立てま
した。
そして、川向こうに住んでいたタミと結婚しました。
その家の片隅で、木と竹を材料して桶や籠やたらいを
作り、売って生活していました。
時には修理の依頼もありました。
第1章 コウの誕生 エピソード2 タミの指 [第1章 コウの誕生 [Birth]]
タミのお父さん(シードおじいちゃん)は、そのことをずっと後悔していました。ダダは、小学校が一緒だったので、そのことを少し聞いていました。
第1章 コウの誕生 エピソード1 父と母 [第1章 コウの誕生 [Birth]]
昭和の時代、北国の小さな町の話。クローバーが畑にも、家の周りにも生えている里の小さな家族の話。
クローバーの里にダダという名の男がいました。 ダダの姉妹兄弟は四人いて、末っ子だったので、 親から財産も土地ももらえませんでした。
ダダが桶を作る職人として自立した頃、町内の川向 こうに住んでいた二才年下のタミをお嫁にもらいました。
ダダとタミは小学校がいっしょでした。タミは六人姉妹兄弟の二番目でした。タミの生家は土地がたくさんあり、小さい頃から畑仕事で忙しかったので学校にはあまり行きませんでした。小学校は一応卒業しました。
タミが年頃になるころには、一番上のお姉さんと下の妹は、土地をいっぱい持っている農家にお嫁に行っていました。