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うたた寝(副題:幼く寂しい生き物) [ミニ童話]

 高慢な人間がテレビでパラリンピックを見ていましたこの人は手や足などの無い人をバカにして見下す人間でした時間を持て余して居間で猫と一緒に何となくテレビを見ていましたがいつのまにか眠ってしまいました

ソファーとテレビ.jpg

目が覚めると、木の枝などで造られた鳥の巣のようなところ

居ましたそこは鳥人間の世界でした出会った鳥人間

言いました

おいあの人間は翼が無いぞ

そう言うとみんなで高慢な人間の頭を嘴で突つきました

頭を血だらけにされて高慢な人間は気を失いました

 

 次に目が覚めると蒸し暑い蛇人間の世界に居ました

蛇人間達は言いました

おいあの人間は手と足があって美味しそうだな

と言って蛇人間達は高慢な人間を食べようと追いかけ

回しました

 

鳥と蛇.jpg
 疲れて倒れた後目を覚ますと真っ暗な世界に居ました
そこは地底世界でした地底に住む生き物は音と触感で
生活をしているようでした。少しすると天井から声が聞こえ
ました

おいあの生き物は天井を飛べないし、世界を耳で知るこ

とが出来ないようだぞ

どうやら地底人は翼と鉤爪を持っていて音の反響で空間を

見ているようでした地底人達が・・・

 

コウモリとコロニー.jpg

 また目が覚めると、そこは薄暗くて静かな所でした遠く

で小さな光が瞬いていましたああ悪夢から目が覚めて

やっと自分の家に戻ってきたんだなと思いました

でも周りを良く見ると肌寒くて窓が全然ありませんでした

しかも体がとっても軽くなっていましたひとりぼっちで

寂しくなりました

 

寂しい人間は建物の中に他の人間が居ないか探し回りま

したが誰も居ませんやっと小さな窓を見つけて外を見る

大きな月が見えました

でもそれはいつも見ていた月の姿とは違っていました

それは茶色になった地球のように見えました

ここはロボットが住む宇宙コロニーでした

 

寂しい人間はもうどのくらいここに居るのか分からなく

なりましただって、スマホは無いしカレンダーは無いし

何よりもひとりぼっちでテレビも無いのですから

寂しい人間が叫び声をあげようとしたときいきなり目

が覚め飛び起きました

 

 ソファーの上で冷や汗をかいている自分を見下ろしながら

ふと点けっぱなしだったテレビの方を見ました

テーブルの下にいた飼い猫のルナ、「幼い人間を見つめて

ニャーつぶやきました

 

IMG_1834 - コピー.JPG
※1 芥川龍之介調、宮沢賢治風に童話を創作してみました。
 2 障害のある方を差別する意図はありません。私の母は、晩年寝たき


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