コウは、小学校の低学年のとき、タミの実家のハナおばあ

ちゃん連れられて街のお祭りに出掛けました。
山車を見ているうちに、多くの人込みに押されてコウは迷子に
なりました。
 コウは、不安な気持ちでしたが、自分で制服の人を捕まえて
迷子センターに連れて行ってもらいました。
名前を聞かれたので答えて、おとなしく待っていました。
隣では、他の迷子の子が泣いていました。
   しばらくして、おばあちゃんが迎えに来ました。