ダダは実家の隣にあった他人の畑を買って、小さな
家を建てました。
家の材料は、中古の家を買って分解して運びました。
それから、親戚の人に手伝ってもらって、組み立てま
した。
 そして、川向こうに住んでいたタミと結婚しました。
その家の片隅で、木と竹を材料して桶や籠やたらいを

作り、売って生活していました。

時には修理の依頼もありました。


   やがて、長男のコウが生まれました
時代が移り、プラスチックの桶が売られ始めたので、
木製の桶は売れなくなりました。
ダダは、外に働きに行きました。