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第2章 子供時代 [Child] ブログトップ
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第2章 子供時代 エピソード2 北に住んでいるおばさん  [第2章 子供時代 [Child]]

   夏のある日、タミはコウを連れて北に住むおばさんの所に
バスで遊びに行きました。
コウは、大きくなっても、砂浜で手をつないで歩いた
ことや田んぼ道を走ったバスの光景、そして、布団に
横たわったときに夜の暗闇に浮かび上がったピンクの
おもちゃの電話機を思い出しました。
   まぶしい白波に向かって、熱い砂ととがった草の葉の
間を、手をつないで歩いたのは、母のタミだったので
しょうか。それとも、いとこ達だったのでしょうか。

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タグ: 砂浜
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第2章 エピソード1 キチおじいちゃんの顔  [第2章 子供時代 [Child]]

野菜.jpg

  タミは、結婚してからも実家の畑仕事を手伝いに行って、野菜やお米をもらいました。ですから、実家の手伝いに行っている間、コウは隣に住んでいる
ダダの両親のキチおじいちゃんとスーおばあちゃんに預けられました。
 コウは、タミがいないのに気づくと、泣いてばかりいました。
そうするとキチおじいちゃんは、コウを背中におんぶして、クローバーの生い茂った川の土手をあるきながら、
と何度も繰り返しあやしました。

 しばらくすると、タミは実家のお父さん(シードおじいちゃん)から田んぼをもらいました。
おんぶ_0501-2 (800x600).jpg
   キチおじいちゃんは、コウが2才の時に亡くなったので、コウは物心がついてからも、キチおじいちゃんの顔を思い出せませんでした。
  小学生になってから、アルバムの写真を探しましたが、キチおじ
いちゃんが写った写真はありませんでした。
  スーおばあちゃんは、長生きしました。小学校に入学してからも、
コウはしょっちゅう遊びに行っていたので、顔を良く覚えていました。


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