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秋の雨降る渓流にて(コウの詩12) [コウの詩 [Poem]]

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  「In the autumn rain stream」
From thin rain clouds
cold rains continue to fall quietly
and violently
 
Trees, foliage and bamboo
leaves glow in the rain
 
The water in the mountain stream
flows like the haze,
the stones in the middle of the shore
and the river Wrap
  
Dun and dark green and yellow
and red and white and water color
 
In the constant rain,
everything shines beautifully

※  素人のつたない英文です。上記の画像内の日本語詩を英訳文しました。もっと、適切な訳文が有りましたらご指導いただければ幸いです。

タグ: 紅葉
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2019年03月25日のつぶやき 2019/03/26 [絵等による表現 [Picture]]


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第6章 就職そして逝去 エピソード10 退 職(その2) [第6章 就職そして逝去[Work&Death]]

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 久しぶりに会った母親のタミはずいぶんと年を取った
ように感じました。コウは、今までの苦労や楽しかった
仲間との思い出や現在の悩みを聞いてもらいました。
話を聞き終わった後、タミは言いました。
「おらは、お前とヨシを生んでずいぶんと苦労もしたが
楽しいこともいっぱい有った。
人は、人生を楽しまなきゃいけない。お前たちが苦しむ
ためにおらは、お前たちを産んだんじゃないんだ。
世の中には、自分が出来ないことを他人に要求する
者がいっぱいる。
だけども、自分を幸せに出来ない人が、周りの者を幸せ
に出来るわけがない。
コウ、無理しなくてもいいんだよ。」
 それから、少ししてコウは退職をしました。
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タグ:退職 母親
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第6章 就職そして逝去 エピソード9 退 職(その1) [第6章 就職そして逝去[Work&Death]]

   事務所の仕事を数年勤務した頃、上司の交代がありました。新しい上司は厳しい人で、今までしていた仕事も同じやり方では許可が下りませんでした。
コウだけでなく、事務所の全員に「やり直し」「やり直し」と言う上司でした。
 コウ達の仕事は、途中までやりかけの書類が何カ月もたまってきました。
何カ月も残業をしましたが、片づきません。絵を描く時間などは全く無くなりました。
 
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   そしてある日、コウはいつものように残業をしてアパートに帰り、ドアを開けようとしたとき、何故か涙があふれてきました。こんなことは、初めてのことでした。
   部屋に入り、声を押し殺して涙を流しながらコウは、頭の片隅で
思いました。
保育園を逃げ出しても迷子にならずに、おじいちゃんの家に たどり着いた自分が、今は迷子になっている。)
(子供の時、三社大祭で迷子になっても泣かなかった自分が、今は涙を流している。)
そんな風に感じると、ますます悲しくなり、涙は、後から後から
あふれてきました。
そのとき、顔も覚えていないキチおじいちゃんが、「コウ泣くな、
泣くなコウ」と背中をさすってくれているような気がしました。コウは、家族に会いたい気持ちがあふれてきました。
こんなことが何度かあった後、コウは連休の時に実家に帰りました。

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タグ: 残業
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つ な み(コウの詩11) [コウの詩 [Poem]]

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                 「TSUNAMI」

I saw the sea
 
A family and the friend who loved it
With a house and the garden
which I was careful with like that
I take a memory
I hurt a heart The sea and The earth
  
White wave Undulation of the steel
Black gravel
It is deep widely You are blue, and shake
I reject light
Ondine without the soul
  
The cruel, obedient sea
Without avoiding it
I look at the sky and the distance of the sea
 
 
※  素人のつたない英文です。上記の画像内の日本語詩を英訳文しました。
     もっと、適切な訳文が有りましたらご指導いただければ幸いです。

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第6章 就職そして逝去 エピソード8 望 郷 [第6章 就職そして逝去[Work&Death]]

 コウは、アパートの近くの川の土手に座り街の風景を見ていました。
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 川の流れる音を聞いているうちに子供の時見ていた田んぼの透明なせせらぎを思い出しました。大人たちが田植えをしているときに、遊びながら見た浮草、せせらぎの底の柔らかい土の色と冷たく光る水。
その次々と流れていく水や、ちぎられた畦道の葉っぱのように、二度と帰らぬ子供のときの思い出が通りすぎて
いきました。
 
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  アパートに帰ろうとして、ふと足元を見ると、異郷の川の土手にもクローバーが広がっていました。

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第6章 就職そして逝去 エピソード7 父のまなざし [第6章 就職そして逝去[Work&Death]]

   コウは、昇進したので、現場から事務所の仕事に配置
換えになりました。
社宅を出てアパートを借り、友達と遊んだり、恋をしたり
しました。
出張も少なくなったので、アパートで絵を描く時間も増え
ました。
 実家にも時々はがきを出したり、お彼岸にはお菓子を
送ったりしました。
  
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 夏のある日、仕事の休憩中にふと晴れた空を見上げた
とき、自分の視線の奥に自分以外のものを感じました。
それは、懐かしい感じがしました。

どうしたことでしょう、コウの目の奥にダダの存在を感じ、
それは完全にコウに同化していました。
 
   コウは小学校の上級生だった頃のある夏の日のことを
思い出しました。
それは、桶職人だったダダに、修理の依頼があり
久しぶりに竹で桶のタガを作っていた時のことでした。
その横で、コウは1メートル程のコンクリートの土管に
飛び上がる遊びをしていました。
何度も何度も土管の上に飛び乗り、時々ダダの方を見ると
ダダもこちらを見ており、時々、目が会いました。
いつも、無口な父親と気持ちが通じたように思えて
コウはなんだかうれしくなったのでした。
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タグ: 思い出
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